年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

COVID-19のパンデミックを反映してか、0～10歳台の患者数減少とと70代以降の患者数増加を示す分布です。

診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

２型糖尿病に対するインスリン注射を伴った治療や教育的入院、他の疾患に対する手術のための血糖コントロールを目的とした入院が多くを占めております。
１型糖尿病にも対応しておりますが、生活習慣病である２型糖尿病の人数と比較すると、やはり少なくなります。
その他原発性アルドステロン症を初めとした内分泌疾患の確定診断を目的とした入院も増加傾向となってきております。

原発性肺癌を主とする悪性腫瘍に対する抗癌剤治療、検査・治療のための入院および間質性肺炎が上位を占めています。
間質性肺炎は通常の肺炎（細菌・ウィルスが原因）とは異なり、原因不明の炎症・繊維化が肺の間質（肺胞と肺胞の間の組織）におこる病気です。
間質性肺炎は難病であり大学病院を除いた一般の病院では非常に数が多いと言えます。

大腸ポリープの内視鏡手術、総胆管結石・胆道感染に対する内視鏡的な手術、肝臓の悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法などが上位をしめていますが、消化器疾患全般に対して対応しております。

当院に紹介される膠原病患者では、重篤な臓器病変を有する膠原病患者も時にみられるが、他医で膠原病の診療経過中に他疾患を合併し、治療に難渋された後に、当科での診療継続を希望される紹介患者が増えてきている。
また、近年の高齢化社会を反映して、膠原病とは直接関連のない併発症、特に誤飲性肺炎やADL低下による入院患者も増えてきている。

新生児の低出生体重児の管理入院が多くを占めています。小児一般病棟の入院は、呼吸器感染・消化管感染などの急性期疾患が主体です。

当院の外科は呼吸器センター、消化器センターのチームの一員として、呼吸器外科、消化器外科的手術を多く行っております。
胆嚢結石に伴う胆嚢摘出術や、肺や結腸の悪性腫瘍に対する切除術、虫垂切除術（盲腸）が多くを占めております。
傷口が少なく比較的短期間で退院可能な腹腔鏡・胸腔鏡手術を積極的に取り入れておりますが、状況に合わせて開腹手術も提案・実施させていただいております。
また、上位には入りませんでしたが乳癌・甲状腺癌にも対応しております。

骨盤、股関節、脊椎外傷が多く特に、高齢者に多い大腿骨頸部骨折、脊椎圧迫骨折への対応が増えています。
疾患により、手術治療、保存治療から最適な治療を行い、当院で急性期治療後に回復期リハビリテーションでの治療を継続するため、転院率が高くなります。

地域周産期医療センターとして母体搬送やハイリスク妊娠症例を多く受け入れているため、早産、切迫早産が上位になっています。

白内障手術を主として行っていますが、病態により緑内障など他の手術も可能です。

「前庭機能障害」はメニエール病などの耳の前庭部分から来る「めまい」等への対応です。他にも扁桃炎等の疾患、突発性難聴、一般的に「ちくのう」と呼ばれる慢性副鼻腔炎への対応が多くを占めております。

原発性アルドステロン症の手術適応を決定するのための副腎静脈サンプリング目的の入院が最も多く、その結果により方針が決まります。その他出血/腫瘍に対する塞栓術やCT/超音波ガイド下生検目的の短期入院が散見されます。
全般に全国平均に比べて在院日数が短いのが当科の特徴です。

帯状疱疹や膿皮症の中でも蜂窩織炎の入院が多くを占めております。

経尿道的膀胱腫瘍切除術や経尿道的結石砕石術は増加傾向です。前立腺生検を1泊2日で施行しています。
高齢者の急性腎盂腎炎や敗血症患者が増加してきています。患者の紹介があれば、積極的に受け入れて治療を行っています。

腎硬化症、糖尿病性腎症による慢性腎臓病患者さんの入院が多くを占めております。特に、腎不全増悪に伴う、透析準備目的の内シャント作成、腹膜透析カテーテル留置術（段階的導入法）およびその後も透析導入の入院の割合が多いです。
糸球体腎炎、ネフローゼ症候群に対する腎生検目的および腎生検後の加療目的の入院も一定数はおりますが、例年よりは減少傾向にあります。

上記症例は、三叉神経領域の帯状疱疹後神経痛の患者で、外来的に神経ブロック、薬物療法を行っていましたが、通院途中の転倒により肩を脱臼し、整形外科的処置が必要となったための入院です。
２０２０年度の外来での上位５疾患は、１）帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛、２）筋・骨格系疼痛（脊椎・関節疾患、筋・筋膜性疼痛）、３）遷延性術後痛、４）その他の分類（慢性腹痛、線維筋痛症など）、５）癌性疼痛、でした。

おおむね目標達成されている。　心不全患者は，全世界的な動向同様高齢化の一途をたどり在院日数延長しており，転院率も高い．　地域とのより密接な連携が今後さらに必須になってくる

初発の５大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

５大癌の患者数は概ね例年と同じで、StageIV肺癌の割合も高率です。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

市中肺炎とは、通常の日常生活を送っている中で起こる肺炎のことを言います。（入院中に起こる院内肺炎に対した用語です）
市内の医療機関からの信頼を得て、中等症以上の肺炎が集まっています。重症化と共に患者の高齢化が認められ、また平均在院日数も延長しています。

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

当院は脳神経外科等がありませんので少数です。脳梗塞が疑われた場合は、脳神経外科のある病院に紹介させていただきます。

診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位５位まで）ファイルをダウンロード

呼吸器内科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他に設置した場合）	15	17.73	24.4	60%	82.93
K386	気管切開術	3	8	15	0%	82
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	3	0	2.67	0%	70.67
K6181	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（四肢に設置した場合）	3	24	24.33	33.33%	88
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。）	1	28	20	100%	76

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル未満）	174	0.33	1.15	0%	64.66
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	73	2.05	12.97	6.85%	76.26
K708-3	内視鏡的膵管ステント留置術	45	2.82	11.73	8.89%	68.82
K6871	内視鏡的乳頭切開術（乳頭括約筋切開のみのもの）	40	2.85	8.68	7.5%	71.38
K7212	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２センチメートル以上）	39	0.33	1.41	0%	64.54

小児科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K9131	新生児仮死蘇生術（仮死第１度のもの）	7	0	27.86	14.29%	0
K9132	新生児仮死蘇生術（仮死第２度のもの）	5	0	30.4	0%	0
K300	鼓膜切開術	2	2	5	0%	1
K7151	腸重積症整復術（非観血的なもの）	2	1	1	50%	1
K367	咽後膿瘍切開術	1	5	5	0%	1

外科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	84	2.12	5.42	3.57%	61.67
K514-23	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超えるもの）	25	2.32	8.68	0%	71.96
K6335	ヘルニア手術（鼠径ヘルニア）	24	1	3.5	0%	76.83
K718-21	腹腔鏡下虫垂切除術（虫垂周囲膿瘍を伴わないもの）	23	0.57	3.39	0%	40.87
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	23	5.83	13.09	13.04%	75.91

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K0461	骨折観血的手術（大腿）	32	6.88	24.44	81.25%	79.59
K1426	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（椎弓形成）	16	8.75	23.94	6.25%	68.19
K0462	骨折観血的手術（下腿）	14	7.57	34.93	28.57%	65.07
K0811	人工骨頭挿入術（股）	14	9	23.57	92.86%	84.79
K1423	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（多椎間又は多椎弓の場合を含む。）（後方椎体固定）	5	23.2	36	0%	72.6

産婦人科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K8981	帝王切開術（緊急帝王切開）	85	6.88	7.16	0%	32.64
K8982	帝王切開術（選択帝王切開）	75	15.01	6.88	0%	33.65
K877-2	腹腔鏡下腟式子宮全摘術	14	1	4.79	0%	46.36
K893	吸引娩出術	10	11.9	6	0%	32
K9061	子宮頸管縫縮術（マクドナルド法）	10	2.8	43.6	0%	34.8

眼科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他のもの）	70	0.86	1.56	0%	75.91
K224	翼状片手術（弁の移植を要するもの）	1	0	1	0%	77
K2762	網膜光凝固術（その他特殊なもの（一連につき））	1	0	1	0%	0
K2802	硝子体茎顕微鏡下離断術（その他のもの）	1	0	4	0%	80
K2822	水晶体再建術（眼内レンズを挿入しない場合）	1	1	1	0%	75

耳鼻咽喉科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	31	1.29	6.16	0%	23.68
K309	鼓膜（排液、換気）チューブ挿入術	18	1.83	0.78	0%	7.28
K340-5	内視鏡下鼻・副鼻腔手術３型（選択的（複数洞）副鼻腔手術）	16	1.06	5.06	0%	57.88
K311	鼓膜穿孔閉鎖術（一連につき）	12	1	0	0%	3.17
K368	扁桃周囲膿瘍切開術	11	0.45	3.55	0%	40.55

放射線科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他のもの）	2	0	3	0%	68.5

皮膚科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K0072	皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除）	8	0.25	1.25	0%	85.38
K0062	皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３㎝以上，６㎝未満）	1	0	1	0%	54
K0063	皮膚，皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径６㎝以上，１２㎝未満）	1	0	1	0%	79
K0133	分層植皮術（１００以上２００未満）	1	31	23	0%	88

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K8036ｲ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（電解質溶液利用のもの）	48	1.35	6.54	4.17%	78.08
K7811	経尿道的尿路結石除去術（レーザーによるもの）	34	2.24	4.56	8.82%	67.41
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	29	1.69	6.21	10.34%	75.41
K8411	経尿道的前立腺手術（電解質溶液利用のもの）	27	1.48	6.74	0%	75.11
K773-2	腹腔鏡下腎（尿管）悪性腫瘍手術	18	2.28	9.72	0%	72.78

腎臓内科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6121ｲ	末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純なもの）	45	5.51	10.51	4.44%	69
K635-3	連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術	8	4.38	9.38	0%	57.5
K616-41	経皮的シャント拡張術・血栓除去術（初回）	6	0.33	1.67	16.67%	72.33
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他に設置した場合）	4	32.75	22.75	75%	91.5
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む。）	2	38.5	39.5	100%	76

循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他のもの）	45	1.44	1.51	0%	72.69
K5972	ペースメーカー移植術（経静脈電極の場合）	14	8	12.93	7.14%	79.36
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	10	1.1	1.2	0%	70.6
K5491	経皮的冠動脈ステント留置術（急性心筋梗塞に対するもの）	9	0	10	0%	65.89
K5463	経皮的冠動脈形成術（その他のもの）	5	1.6	1.4	0%	70.8

膠原病内科

Kコード	名称	患者数	平均 術前日数	平均 術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6262	リンパ節摘出術（長径３センチメートル以上）	2	4.5	15	50%	79
K0461	骨折観血的手術（大腿）	1	7	84	100%	82
K300	鼓膜切開術	1	9	26	0%	72
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他に設置した場合）	1	51	14	100%	89
K6872	内視鏡的乳頭切開術（胆道砕石術を伴うもの）	1	7	30	100%	78

その他（ＤＩＣ、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）ファイルをダウンロード

悪性腫瘍や感染症などの基礎疾患を背景に起こる重篤な合併症として知られる播種性血管内凝固症候群（ＤＩＣ）、敗血症およびその他の真菌感染症（カンジダやアスペルギルス、クリプトコッカスなどがあります）の発生率、また、手術、処置等の合併症（薬剤性ショックや カテーテル感染、術後の出血他）の発生率をそれぞれ表にしています。
入院契機の「同一」「異なる」は、入院の契機となった病名と医療資源を最も使った病名が同一か異なるかを表しています。
入院時より重症の患者様を受入れ、発症早期に重篤な合併症を併発する場合と、治療後の経過で入院後に合併する場合があります。
その他の真菌感染症や手術・処置等の合併症も件数も表の通りですが、術後の合併症は極力減少させるよう努めております。

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