独立行政法人 地域医療機能推進機構 北海道病院

糖尿病・内分泌内科

診療・各部門

Diabetes & Endocrinology

診療内容・特色

 1)糖尿病内科

◆特色
糖尿病内科では、糖尿病と診断された方や妊娠糖尿病の方を対象に診療します。糖尿病合併症の発症予防に取り組むことが、糖尿病内科のモットーですが、合併症が併発した場合も最適な医療が受けられるように、関連する科と十分に連携し診療を行います。また当院は、日本糖尿病学会認定教育施設に認定されています。

◆診療内容
外来では、血液検査、尿検査、画像検査、食事指導、運動指導、インスリン自己注射指導、血糖自己測定器導入指導、透析予防指導、フットケア外来を行っております。教育入院では糖尿病専門医・専攻医、眼科医師、糖尿病療養指導士の資格を有した看護師、薬剤師、管理栄養士、検査技師による糖尿病教室を毎月行っております。その他、他科入院患者の周産期や周術期の血糖管理についても行っております。

◆主な治療対象疾患
1型糖尿病、2型糖尿病、糖尿病境界型、妊娠糖尿病、糖尿病合併妊娠、その他の糖尿病

○フットケア外
2008年11月より糖尿病フットケア外来を開設しました。主に糖尿病患者さんの足病変に対応しています。

2)内分泌内科

◆特色
内分泌内科では、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎等の内分泌ホルモン異常をきたす疾患の診断および治療について行っております。また、当院は、日本内分泌学会認定教育施設、日本甲状腺学会認定専門医施設に認定されています。

◆診療内容
外来では、血液検査、尿検査、画像検査、甲状腺穿刺吸引細胞診などを行っております。
入院では、下垂体疾患(先端巨大症、クッシング病、下垂体機能低下症、中枢性尿崩症等)、副腎疾患(クッシング症候群、原発性アルドステロン症、褐色細胞腫、副腎不全等)の診断、治療を行っております。

◆主な治療対象疾患

①下垂体の病気
先端巨大症、クッシング病、プロラクチノーマ、TSH産生腫瘍、下垂体機能低下症、下垂体ホルモン単独欠損症、中枢性尿崩症、リンパ球性下垂体炎など

②甲状腺の病気
バセドウ病、プランマー病、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎、慢性甲状腺炎(橋本病)、術後または放射性ヨード療法後の甲状腺機能低下症、甲状腺腫瘍(腺腫様甲状腺腫を含む)

③カルシウム・骨の病気
骨粗鬆症、原発性副甲状腺機能亢進症、悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症、副甲状腺機能低下症(偽性副甲状腺機能低下症を含む)など

④副腎の病気
原発性アルドステロン症、クッシング症候群、褐色細胞腫、副腎偶発腫、アヂソン病、急性副腎不全(副腎クリーゼを含む)など

⑤内分泌性高血圧
高血圧の約10-15%はホルモンの異常による内分泌性高血圧で、下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、腎臓などのホルモン過剰が原因となります。適確な診断と治療で治癒可能なことが多いので、専門医の受診を勧めます。原発性アルドステロン症がその代表です。

医師紹介

  牧野 圭祐 (医師) 日本内科学会認定内科医
  北尾 直之 (医師) 日本内科学会認定医
    日本糖尿病学会専門医